【読書】月とコーヒー/吉田篤弘

月とコーヒー/吉田篤弘

たまたま時間潰しのつもりで入った本屋さんで
タイトルと装丁に惹かれて購入した
こちらの『月とコーヒー』

タイトル通り、コーヒー片手に自分のお気に入りのリラックスできる
場所や空間で読みたい1冊でした。
24ピースの短いお話が1冊になった本なんですが、
あとがきでも書かれているように
”1日の寝しなに読む”というのもすごくオススメです。
「あれ?これで終わりなの?」
って思っちゃう程の短さで
お話も完結しないで終わってしまって
「この先ってどうなるのかな・・・?」
って内容のお話が多いです。
でも、気になってモヤモヤするような終わり方ではなく
どこかほっこりした気分で
「お話のその先は夢の中で見られたらなぁ〜」
なんて気分で読めます。

私が好きだったのは”青いインク”のお話。
小さな工場で万年筆の青いインクをただひたすらにつくり続ける男性”山崎”。
万年筆売場で働く”戸島”。
この青いインクを「一等」のインクと考える”戸島”は
どんな人がどうやってこの青いインクをつくるのか
見学したいと思い、計画を立て実行に移すお話。
”青いインク”は関連のお話がこの24ピースの中にあと2ピースあって
その別々のお話としての繋がりも素敵でした。

もう1つ好きなお話があって、それが”隣のごちそう”です。
アパートの隣の部屋に越してきた人の部屋からする料理の音や匂いから
何を作っているのか予測して
それを元に翌日、主人公マキはその料理を作るってお話。
私にも人の家のご飯の匂いで、
「あーあれ食べたい」って思った経験があったり、
朝ランニングしていると朝食の匂いがしてきて
あったかい気持ちになったことがあって
それを思い出しつつマキに共感したり
ほっこりした気持ちになれるお話でした。
終わり方もすごく好き。

他にもいっぱいいいお話がありましたし、全部短いお話なので、
寝しなはもちろん電車通勤の間、朝仕事に行く前に5分ほどの読書。
オススメです♪

月とコーヒー (文芸書) [ 吉田篤弘 ]

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