子宮頸部高度異形成発覚(2013年)

約7年前、子宮頸部高度異形成が発覚し、子宮頚部円錐切除術という手術を受けました。
2020年現在、妊娠中です。
今のところはあまり深く考えすぎず、好きな読書をしたりのんびり生活をしていますが、
もちろん、不安を抱えながらの妊娠です。
私のブログにたどり着いてくださった方の中で
同じような不安を抱えた方の参考になればと思い、
どのような経緯で発覚し、入院・手術・退院したのかを書き記しておきたいと思います。

 見つかった経緯

発覚したのは、平成25年(2013年)8月初旬です。
私は当時26歳でした。

そもそも子宮頸癌検診を受けるに至った理由ですが、
当時は都内に在住しており、区の無料の子宮頸癌検診クーポンが届いたのがきっかけです。
とはいえ、2年前まで正社員だったため、年に1度健康診断や人間ドックを受けており、
最後の検診では異常がありませんでした。

年齢が20代後半に差し掛かったということ、
また最後の子宮頸癌検診が2年前であったこと、
そして検診が無料で受けられるということが当時の私を
『検診くらいきちんと受けておくか』という気にさせてくれたんだと思います。

婦人科検診って基本的に嫌なものなんですよね。
体勢といい、検診時の違和感といい、痛みといい(^^;;
クーポンと一緒に指定病院の一覧が同封されていて、
それを参考に家から近いこと、女性医師であることを重視して医療機関を選びました。

検査後、数週間経ち、仕事から帰宅したところ検査結果が病院から届いていました。
まさかの要検査通知
その当時、子宮頸癌というものをよく理解しておらず
「私は死ぬのか」と思って泣いたのを覚えています。
子宮頸癌の検査を受けた結果が”陽性”ということは
あなたは癌ですよ」と言われていると思ったんです。
今まで健康診断で引っかかったこともなかったし、
まさかこの26歳で癌検診を受けて陽性になるなんて思ってもみませんでした。
ですが、調べてみると近年20~30歳代の子宮頸癌が増加しているそうです。
そして、要検査となったにも関わらず、再検査に行かない方も多いそうです。

その日、急いで知人の医師に相談してみたところ
「”要検査”の通知が来ても、再検査してみたら陰性でしたってのはよくあることだから
あまり深刻に考えなくても大丈夫。とにかく再検査をきちんとしてもらうこと」
と言われました。
落ち込んでいても仕方がないと思って
その後すぐに検査内容の報告を受けるための予約をして、
とにかく子宮頸癌について調べまくりました。

同じ病院にて再度、2回目の子宮頸癌検診を受けましたが、結果は以下のとおり陽性。
インデックス値の基準は1.00未満なのに395.73は高い。。

 細胞診検査

さらに詳しい検査が必要とのことで
近くの感染症に特化した大きな病院で細胞診を行うことになりました。

”細胞診”って簡単に言うと医療ペンチのようなもので、
子宮頸部の中で怪しい箇所の細胞を採って調べる検査だったんです。
それがまずもう怖くて怖くて。
体験談とか読み漁りました。
それでまた怖くなる、の繰り返し。。

検査では特に麻酔もなく、聞こえてくる細胞を採る音。
気分が悪くなってそのまま病院のベッドで寝かせてもらうという始末でした。
ですが、引っ張られるようなこれまでに経験したことのない違和感はあったものの
思ったほどの痛みはなかったです。

3度目の検査の結果、子宮頸部高度異形成であることが判明。
ここから子宮頸癌について、手術内容、入院時の注意事項などを
医師から説明を受けたりしていく日々になります。

 子宮頸癌について

子宮頸癌高度異形成の診断が確定し、私が病院で受けた子宮頸癌についての説明を書いていきます。

 子宮頸癌の原因

  子宮頸癌はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で起こることが知られています。
  HPVはとてもありふれたウイルスで性交渉の経験がある女性の80%以上
  感染を経験するといわれています。
  特に若い世代の感染率は高いと言われています。
  HPVは100種類以上ありますが、中でも15種類程度ががんを引き起こす可能性がある
  ハイリスク型と呼ばれています。
  ハイリスク型のHPVに感染しても症状は何もありません
  すぐに癌が発症するわけではありません。
  多くの場合は、人の免疫力によってウイルスは体から自然に排除されます。
  しかし、この機能がうまく働かずにウイルスが子宮頸部に残り、長い間感染が続いた場合に、
  その部分の細胞が5年以上かけてがん細胞へと進行していくことがあります。

 ヒトパピローマウイルス検査について

  ヒトパピローマウイルス検査とは子宮頸部をブラシでこすり、ウイルスの検査を行うものです。

  ①ハイリスクHPV検査
   頸癌の原因となるハイリスク13タイプのいずれかに陽性であるか否かの判定
  ②HPVタイピング検査
   複数タイプの混合感染も含めて、どのタイプに感染しているかわかる。

  ハイリスクHPV13タイプの中でも以下の8つのHPVのいずれかが発見されると
  異形成からがんへ進展していくリスクが高くなることがわかっています。

   がんへ進行するリスクが高くなるHPV・・・16,18,31,33,35,52,58,(45海外で多い)

  私が実際に行った検査はハイリスクHPV検査でした。

 コルポスコピー検査

  確定診断のためには組織の検査が必要です。

  コルポスコープというカメラを使用して子宮の入り口を観察し、
  数ミリの組織片を病変部から数箇所採取します。
  その際に多少の出血を伴うことがありますが、通常は膣内にガーゼを挿入し、
  圧迫止血をすることで対処できます。

  ここで採取された組織を病理検査に提出して確定診断となります。

 子宮頸部異形成について

  • 軽度異形成(CIN1)について
    異形成は軽いので大部分の人が自然に治っていきます。
    30歳未満なら90%が消退します。
    だからと言って放っておいてはいけません。
    先ほど説明した8つのタイプのHPVが原因と判明しているならば、
    3ヶ月おき位の細胞診による経過観察が必要です。
    2回連続で異常なしであれば、1年おき検診でいいですよ、となるかもしれません。
    だいたい2から3年かかります。

    ・7タイプのHPVのいずれかに陽性のCIN1が5年以内にCIN3になる割合・・・16.6%
    ・7タイプ以外のHPV陽性のCIN1が5年以内にCIN3になる割合・・・3.3%

  • 中等度異形成(CIN2)について
    この場合も43%が自然消退すると言われています。
    そのためCIN1の様に、細胞診だけで経過観察していく場合もありますが、
    それぞれの患者さんの状況により治療を行うこともあります。
    この場合も2から3年かかります。

    ・7タイプのHPVのいずれかに陽性のCIN2が5年以内にCIN3になる割合・・・40.5%
    ・7タイプ以外のHPV陽性のCIN2が5年以内にCIN3になる割合・・・8.3%

  • 高度異形成(CIN3)について
    この場合も細胞診と組織検査を組み合わせながら、経過を見ていきます。
    消退していくこともありますが、前述の7タイプのいずれかに感染している、
    1年以上変化がない、妊娠を望んでいるなど、個々の状況によって治療を始めることもありますので、説明・相談してください。

  • 上皮内癌(CIN3)について
    がんが上皮の中だけにとどまっている状態。
    診断がつけば治療の対象になります。

 治療法について

  治療については施設により方法が異なる場合があります。
  また、症例により治療方法は変わってきます。

 高周波電気メスによる電気凝固
  局所麻酔下に数分間、病変部を凝固する方法。
  繰り返し行うことができますが、この方法は病変部が完全に頚管の外部にあり
  観察することができる症例に限ります。
  他にレーザーによる条さんという方法もありますが、どちらも安全で低侵襲な治療法。
  高度異形成の場合は病変部が残存することがあるため、
  下記の治療法を行うこともあります。

 円錐切除術
  子宮頸部の一部を切除する方法。
  手術室で麻酔をして行うため入院(およそ5〜6日)が必要となります。
  子宮頸部を大きく切除するため診断が確実で勝つ病変遺残・再発が4〜5% と少なく
  有効な方法です。
  子宮体部が残っているため、将来の妊娠出産も可能です。
  この手術の欠点は約10%の方において術後出血を起こすということ。
  術後10日間は注意が必要になります。

 子宮摘出
  ご本人に希望があれば子宮摘出を行うことも選択肢の一つ。
  入院は10日間くらいになると思われます。

 決断

 上記の”子宮頸癌について”で書かせていただいた内容の説明を病院で受け、
 これからのこと、自分の身体のこと、年齢のことを考えた上で、
 妊娠出産が可能な円錐切除術という治療方法を選択・決断しました。


長々とお読みくださった方、ありがとうございました。
当時は死ぬ覚悟をする程、無知でしたし不安でいっぱいでしたが、
手術を行い、再発もせず、今こうして結婚に至り妊娠しています。
これからも不安はつきまとうかもしれないけれど、きっと大丈夫。
笑って過ごしています。

今まさに子宮頸癌異形成の診断を受け、不安になられている方のご参考に少しでもなれば幸いです。


次回手術にあたっての詳しい説明や入院について詳しく書いていきます。

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